Beretta 92FS INOX “Ghost” Cerakote Evolution 2 Heavy Weight モデルガン
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しかし、1987年にスライド破断事故が発生し、調査の結果、ベレッタ・イタリア工場での熱処理不足が原因とされました。
米軍の大量発注に対応できず、当初スライドはイタリア工場、フレームはアメリカ工場で製造されていましたが、1989年以降はすべてアメリカ工場に移され、オール“MADE IN USA”のベレッタとなります。
1989年には上記のスライド破断を受け、安全対策としてハンマーピンを大型化し、万が一スライドが破断しても、溝から外れ停止し後方に飛んでこないよう小改良を行いました。
この改良を民間モデルでも行い、“92F”から「92FS」と呼ばれるモデルとなります。
もちろん本国イタリアでも“92F”から「92FS」にアップデートされ、生産が続けられました。
その92FSに1990年に新たなバリエーションとして「INOX」が発表されます。
「INOX」は「Inoxidizable」(訳:酸化されない)の略で、その名前の通りスライド・バレルがステンレスで製作され、さらにフレームもシルバーカラーのアルマイト処理がなされました。
通常の黒色炭素鋼仕上げのベレッタ92FSとは異なり、シルバーカラーに輝くメタリックな外観を持ち、軍用銃ベースらしからぬ気品と優雅さを持つヨーロピアンオートとして愛され、現在でも販売されているモデルです。
その「INOX」も30年近い歴史の中でバージョンアップなどが行われ、現在のUSAメイドの「INOX」はコントロールレバー類に黒色の通常モデルのものが使用されたツートーンモデルとなっています。
しかし、前述したように初期のイタリア製「INOX」はリアサイトとファイアリングピンブロックピンとグリップ以外はすべてシルバーカラーに統一されていて、現在ではこのモデルは希少であるとされ、オークションでは高値で取引きされています。
銀色のボディが「幽霊」のように見えたのか、あるいは影のようにひっそりとした印象を与えるからなのか、このモデルを通称「Ghost(ゴースト)」と呼ぶようになりました。
このオールシルバーの92FSは人気が高く、現行「INOX」をゴースト風に変更するコンバージョンキットが売られているほどです。
今回、TANAKA WORKS社ベレッタ92FSモデルガンのEvolution2化にあたり、評判の高い最初期のイタリア製INOX「Ghost」を再現いたしました。
コントロールレバー類がシルバーなだけでなく、フレームもストレートなダストカバー形状で注意喚起刻印のないのが特徴です。
フロントサイトはレッドドットが入り、視認性向上のため、ブラックで残されたリアサイトもレットドットに変更になっています。
素材はヘビーウエイト樹脂を採用し、Cerakote®(セラコート)で塗装しました。
実銃に見紛うばかりのスライド・フレーム・バレルを絶妙な色感で塗り分けたのは「鈴友」社から技術を引き継いだ職人集団「鈴友コーティング」です。
今回はCerakote後にレーザー刻印を施し、はっきりと文字が見えるようにしています。
特徴的なコントロールレバー類はメッキパーツで再現。またグリップスクリュー・トリガーピン・ハンマーピン・リコイルスプリングガイドはステンレスから削り出しています。
また以前のモデルではマガジンバンパーのみシルバーカラーで再現でしたが、今回はマガジンフォロアー・マガジンケースもシルバーカラーの専用パーツを製作し装着しています。
妥協のない「INOX」を是非手に取り体感してみてください。
【従来モデルからの主な変更点】
・衝撃を吸収するバッファー部品の追加
・プレス部品に防錆・潤滑処理
・グリップスクリュー位置の変更
・グリップウエイトの追加
・リアサイト金属別体化
・エキストラクター形状変更
・グリップ、バレルにもヘビーウエイト樹脂採用
全長:216 mm
重量:860 g
装弾数:15 発
主要材質:HW樹脂(セラコート)+亜鉛ダイカスト
付属品:9mm快音Evolution.2発火カートリッジ 5発付
仕様:5mmキャップ火薬使用発火式
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